楽しくお酒を飲んだ次の日、思ったよりも酔いが残っているな……と感じたことはありませんか?そしてそのまま、また夜の飲み会へ……なんてこともあるかもしれません。
そんな「お酒好き」な方が健康的に冬の飲み会を楽しむには、どうしたら良いのでしょうか。今回は、本格焼酎と酔い覚めの関係や、健康的なお酒の楽しみ方についてご紹介します。
本格焼酎・泡盛は酔い覚めが良い?
二日酔いとは、体内のアルコールが十分に分解しきれず、翌朝まで残ってしまったために起きるものです。
「蒸留酒は、醸造酒よりも酔い覚めがよく、二日酔いになりにくい」という説があります。これは、飲んだ量やおつまみとの相性、栄養素などにも左右されるため、一概に正解とはいえません。
しかし実際に「本格焼酎や泡盛を飲んだ翌朝は、意外とすっきりしているな」と感じる方が多いのも事実です。
アセトアルデヒドを早く分解する
その説には、いくつかの理由が考えられます。
二日酔いを防ぐためには、二日酔いの原因物質である「アセトアルデヒド」を早く分解する必要があります。本格焼酎・泡盛は、アセトアルデヒドが血液中から消失されやすいと考えられています。
また、血栓を溶かす作用のある酵素のひとつ「ウロキナーゼ」を活性化させる効果が高いともいわれており、本格焼酎の健康効果として注目されています。
シンプルなお酒だからこそ
本格焼酎・泡盛は天然の成分から造られており、添加物などは入っていません。不純物も少なくシンプルなお酒だからこそ、身体に負担をかけにくいということもいえるでしょう。
あわせて本格焼酎は、血糖値や血中アルコール濃度、インスリン濃度の上昇をおさえる効果があります。
血中のアルコール濃度の上昇がゆるやかならば、酔い方もソフトで、翌朝への影響も少ないままであるということですね。
お酒はおつまみと一緒に楽しむのが健康的
忘年会や新年会が続きがちの冬は、お酒を飲む機会が多くなります。中には「健康が気になるから、飲むだけにしよう」と、なにも食べずにお酒だけを飲み続ける方がいますが、実はその飲み方はNG。
アルコールだけが体内に入ると、血糖値が下がりすぎてしまい、低血糖状態になってしまいます。その結果、翌朝に頭がぼーっとしたり、ムカムカが止まらなくなったりする場合があります。
適度におつまみを食べ、会話や雰囲気も楽しみながら、深酔いしない程度に飲むことをおすすめします。
おつまみの選び方
おつまみを選ぶときに気を付けていただきたいこと。それは、「量より質」。
まずは栄養価の高いものを選び、お酒の合間によく噛んでゆっくり食べることが大切です。
糖尿病や高血圧が気になる方は、脂ものや味の濃いもの、揚げ物を減らします。
また血圧が気になる方は、塩分をとりすぎないように注意しましょう。
居酒屋などのメニューには、揚げ物やジャンクなおつまみだけではなく、野菜を使ったおばんざいや煮物、温かい鍋物、またチーズや枝豆など、消化がよく栄養素を補える食材がそろっています。
飲み過ぎと同様に、おつまみにも少しだけ気を配ってみてください。酔い覚めのよさがそこで左右されるでしょう。
冬の飲み会は本格焼酎・泡盛のお湯割りがおすすめ
暖房が効いた室内でも、冷たい飲み物をとり続けていると、身体の中はだんだん冷えていきます。
「焼酎はいつもロックか水割り」という方でも、冬にはお湯割りにチェンジしてみませんか?
本格焼酎・泡盛のお湯割りなら、ゆっくり飲むことで深酔いを防げますし、湯気と一緒にあがってくる香りにはアロマ効果もあるため、リラックスして飲むことができます。
特に「飲んだ翌日は、おなかがゆるくなる」「冷たいお酒だとつい飲み過ぎてしまう」という方は、ふわっと温かいお湯割りで、いつもより気持ちの良い朝を迎えてみてはいかがでしょうか。
おわりに
いくら酔い覚めが良いといっても、本格焼酎・泡盛も飲み過ぎには気を付けたいところです。勢いで飲むのではなく、おつまみや飲み方を工夫して、身体をいたわりながら楽しめるようにしてみましょう。冬の飲み会シーズン、仲間との充実した夜を過ごせるようにしたいですね!
日本酒造組合中央会
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