2018.02.28本格焼酎・泡盛の楽しみ方 , 雑学

焼酎には3種類あることをご存知ですか? ~焼酎甲類、本格焼酎・泡盛(焼酎乙類)、混和焼酎の違いについて~

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焼酎を飲もう!とお酒売り場に行くと、そのあまりの種類の多さにどれを選んでいいか迷ったことはありませんか?実は焼酎は「甲類」、「本格焼酎・泡盛(乙類)」、「混和焼酎」の3種類に分類され、風味や飲み口に大きな違いがあります。焼酎を選ぶ前にまずはこの違いを知って、シーンに合わせた焼酎の飲み方を楽しみましょう。

 

焼酎甲類・純度の高い透明なアルコール

焼酎甲類は「連続式蒸留機」という機械で蒸留されます。この製法は明治時代に生み出されたもので、当時は「新式焼酎」とも呼ばれていました。

 

焼酎甲類は無色透明です。これは蒸発・分縮・還流といった複数の作用を繰り返すことで、純度の高いアルコールが抽出されているから。

つまり何度も何度も蒸留させ、原材料の風味をなくしたのが特徴のお酒なのです。

 

 

 

飲み方いろいろ、クセがなくアレンジしやすい甲類

焼酎には、製法以外にも大きな特徴があります。それは糖質・プリン体がゼロということ。

焼酎甲類には原料の風味がありません。そのためウーロンハイやレモンサワー、玄米茶割りなど様々なアレンジができ、飲む人を選びません。ちなみに一般的な居酒屋さんで出てくる「酎ハイ」は、焼酎甲類に果汁シロップなどを加え、炭酸水で割ったものです。

 

素材の香りを楽しむ本格焼酎・泡盛(焼酎乙類)

原料の風味の 無い焼酎甲類に対し、原材料の風味が生きているのが本格焼酎・泡盛(焼酎乙類)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

味わい深く香り高い、産地の誇り

本格焼酎・泡盛(焼酎乙類)は芋・麦・米などの原材料を単式蒸留して作られます。蒸留は一回だけなので原材料や発酵に由来する香味成分がそのまま残ります。

 

また産地や原材料で選ばれることが多いのも特徴です。本格焼酎・泡盛(焼酎乙類)は生産地によって味に差があり、地元でしか出回らないものやプレミアの付いたものも多くあります。そのため産地も、地酒としての焼酎のブランディングに力を注いでいるのです。

 

 

ゆっくり楽しむなら本格焼酎・泡盛(焼酎乙類)

何度も蒸留を重ねアルコール度数を36度未満に抑えている焼酎甲類と比べ、本格焼酎・泡盛(焼酎乙類)のアルコール度数は45度以下とやや高めです。

とはいっても、「糖質・プリン体がゼロ」という点は甲類と同じです。アルコールは飲みたいけれど中性脂肪が気になる、カロリーを抑えたいという人の強い味方でもあります。

 

強いお酒ではあるのですが、原材料の香りを楽しむためロック・水割りなどのシンプルな飲み方が好まれます。またお湯割りにすると原材料の香りが華やかに立ち、リラックス効果もあるとされています。

芋や米などの風味を感じながら、ゆっくり味わえるのが本格焼酎・泡盛(焼酎乙類)のいいところです。

 

 

混和焼酎とは?

たとえば「麦焼酎」と瓶のラベルに記されていたら「麦を原料とした本格焼酎」だと思いませんか? もう一度ラベルをよく見てください。そこに「麦焼酎・焼酎甲類乙類混和」と併記されていたら、それは本格焼酎・泡盛とは似て非なるものです。無味無臭の焼酎甲類に香りや風味付けをするために、本格焼酎・泡盛(焼酎乙類)を混ぜ合わせたのが混和焼酎です。お買い求めになる時はよく確かめて。「本格焼酎」の四文字、書かれていますか?

 

 

 

おわりに

「原材料を蒸留して作る」というシンプルな仕組みの焼酎にも、製法によってさまざまな違いがあることが分かりました。原料の風味を味わいたいなら、ラベルで「本格焼酎」「泡盛」の表示を確かめてお買い求めください。

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