2019.02.14雑学

「壱岐焼酎」とは?産地呼称・本格焼酎の種類を知ろう!

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産地呼称・本格焼酎の種類

「壱岐焼酎」という名前、聞いたことはありますか?本格焼酎には、産地によって分類される呼び名のあるものがあります。壱岐焼酎と聞いても、どこの地域かよく分からないまま飲んでいる、という方もいるかもしれませんね。

今回は、産地によって異なる本格焼酎の種類や、その呼び名についてご紹介します。

 

本格焼酎の種類

本格焼酎の種類というと、まず原料別に思い浮かべる方が多いでしょう。

代表的なのは芋・麦・米を原料にして造られたものです。それぞれの原料を生かした味わい、香りを楽しむことができます。

 

【本格焼酎の原料についてはこちらをどうぞ】
そば、栗、にんじんも?芋、麦、米だけじゃない奥深い「焼酎の原料」の世界

 

本格焼酎は全国で生産されているお酒ですが、古くから特定の地域で生産されている種類があります。そのような本格焼酎は産地呼称焼酎として認められ、ブランドとして保護されているのです。

壱岐焼酎とは?世界で認められた産地呼称焼酎

ここでご紹介するのは、世界貿易機関(WTO)に保護されている「地理的表示」が認められた本格焼酎です。その地域で製造されていることが条件ですが、それだけで名乗って良いというわけではなく、さらに原料や製法の規定が定められています。

 

壱岐焼酎

壱岐焼酎の原料・大麦壱岐焼酎は、長崎県壱岐(いき)市で生産されている本格麦焼酎です。

原料は大麦、壱岐市内の水を用いることなどが決められています。また、麦焼酎のなかには麦麹を使っているものもありますが、壱岐焼酎のこうじは米麹のみです。

米麹を使うことによって生み出される独特の甘みと、ミネラルたっぷりな壱岐の地下水を使用することによるキレのある飲み口が、壱岐焼酎の魅力です。

 

 

球磨焼酎

熊本県人吉市・球磨(くま)地方で造られる球磨焼酎。国内産の米、米麹を用いた米焼酎で、人吉市、もしくは球磨郡の水を使うことが条件です。

球磨地方は、球磨川を流れる軟水や寒暖差の大きい環境から、米作り、さらに米焼酎造りに適した土地。米だけで造った球磨焼酎は、清涼感ある香りとまろやかな口当たりで、食事との相性が良いお酒です。

 

 

薩摩焼酎

鹿児島県産のさつまいも「薩摩」と聞くと、西郷隆盛などの印象から鹿児島県がすぐ思い浮かぶ方は多いでしょう。薩摩焼酎は、鹿児島県産のさつまいもを使った芋焼酎を指します。こうじの原料は米もしくは鹿児島県内で採れたさつまいも、水も鹿児島県内のものを用います。

薩摩焼酎は、鹿児島県産のさつまいも特有の華やかな香り、甘みが楽しめる本格芋焼酎ブランドです。

 

 

 

琉球泡盛

こちらは、ご存じの方も多いであろう沖縄県産・琉球泡盛。琉球泡盛の特筆すべき特徴は、黒麹菌の生育した米麹のみで仕込まれていることです。

沖縄県は、気温・湿度がともに高いため、雑菌の繁殖しやすい環境ですが、黒麹菌はクエン酸を多く生成できるため、泡盛造りにもっとも適した麹菌なのです。

「全麹仕込み」は、琉球泡盛ならではの技法。琉球泡盛だけの奥深い香り、芳醇な味わいを引き出します。

 

広がる地域ブランドの本格焼酎

さらに、地域団体商標として登録されている本格焼酎の区分があります。

「大分麦焼酎」、「宮崎の本格焼酎」、「奄美黒糖焼酎」、「博多焼酎」などです。

どれも、産地の文化や風土に寄り添った地域ブランド。同じ原料であっても、ちがったおいしさに出会えるのは本格焼酎・泡盛に飽きが来ない理由のひとつですね。

 

 

おわりに

古くから日本の文化とともに親しまれてきた本格焼酎・泡盛。ご紹介した壱岐焼酎、球磨焼酎、薩摩焼酎はそれぞれ麦焼酎、米焼酎、芋焼酎が日本で初めて造られた地域のブランドです。また、泡盛やその他の地域ブランド、もちろん、地域ブランドを冠していない本格焼酎も、その土地ならではの製法、豊かな原料ゆえのおいしさを確立しています。

同じ原料でも、いつも飲む本格焼酎とは別の産地のものを選んでみるなど、産地呼称や地域によるちがいを見つけていくのも、本格焼酎・泡盛の楽しみ方ではないでしょうか?

 

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