琉球泡盛は、1995年6月に「琉球」が地理的表示(GI)として認められ、沖縄県産の泡盛には「琉球泡盛」の表示が用いられるようになりました。熟成するほど、芳醇な味と香りを持つお酒です。今回は、琉球泡盛の特徴や飲み方などを紹介していきます。
琉球泡盛の特徴
琉球泡盛の飲み方
蒸留酒の泡盛は、幅広いの見方ができるのが特徴です。水割りでは、食中酒として飲むことができ和洋中のどの料理にも合います。炭酸割りでは、爽快感がある中に泡盛の味わいが広がる一杯になります。そのほかにもお湯割りや、ロック、カクテルなどにする飲み方もオススメです。
焼酎との違い
泡盛は、本格焼酎と同じジャンルではあるが、沖縄県独自の製法で造られています。ほとんどがタイ米を原料とし、黒麹菌を使用しています。さらに、仕込み方法は本格焼酎と違い全麹仕込みを用いられます。蒸留方法も、泡盛の多くは常圧蒸留を使用していて、本格焼酎で使われる減圧蒸留はあまり使用されていません。
琉球泡盛は地理的表示に認められている
1995年に国から地理的表示の産地指定を受け、ブランドが世界的に保護されることになりました。沖縄県で生産され、定められた製法でなければ「琉球泡盛」という呼称は使用してはいけません。
琉球泡盛の基準
<基準>
・米こうじはAspergillus luchuensisに属する黒こうじ菌の生育した米こうじのみを用いたものであること。
・水に沖縄県内で採水した水のみを用いたものであること。
・沖縄県内で原料の発酵及び蒸留が行われていること。 など
琉球泡盛には基準があり、その基準を満たしていなければ、琉球泡盛になりません。
琉球泡盛の代表的な銘柄
(株)久米島の久米仙「久米島の久米仙 30度」
(株)宮の華「華翁」
(株)石川酒造場「玉友」
(株)多良川「久遠」
(株)龍泉酒造「龍泉」
(資)伊是名酒造所「金丸」
(名)崎元酒造所「にごり泡盛 海波」
など沖縄県内で製造されています。
琉球泡盛と聞いてまだ馴染みのない方もいらっしゃいますが、この記事をきっかけに是非、琉球泡盛を飲んでみてはいかがですか?
日本酒造組合中央会
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