1. 株式会社 正春酒造(宮崎県)|逢初

  2. 常楽酒造株式会社(熊本県)|秋の露 蔵のこだわり

  3. 大島酒造株式会社(長崎県)|磨き大島

  4. 太田酒造株式会社(滋賀県)|単式焼酎 琵琶之誉 金時芋

  5. 松の泉酒造合資会社(熊本県)|吟醸酵母仕込 水鏡無私

  6. 姫泉酒造合資会社(宮崎県)|本格芋焼酎 無濾過御幣~紅雲~25度720ml

  7. 有限会社 渡辺酒造店(岐阜県)|わたなべ35

  8. 鷹正宗株式会社(福岡県)|本格麦焼酎(長期貯蔵) 筑紫の坊主

  9. 有限会社 山の守酒造場(長崎県)|山乃守

  10. 合資会社光武酒造場(佐賀県)|芋焼酎 お前はもう死んでいる

  11. 古澤酒造株式会社(山形県)|雪原 極上米焼酎

  12. 株式会社 宮本酒造店(石川県)|本格加賀丸いも焼酎 のみよし

  1. 飲めるお店紹介

  2. 蕎麦

  3. 居酒屋

  4. Bar

  5. 寿司・刺身

  6. 焼肉

  7. 日本料理

  8. 焼き鳥

  9. すき焼き

本格焼酎・泡盛の楽しみ方

焼酎スタイリストが教える「本格焼酎&泡盛」

焼酎スタイリストって!?

「焼酎スタイリスト®※」yukikoさんは、伝統文化・地域の特産品でもある國酒「本格焼酎&泡盛」の生産者と消費者をつなぐ役割を目指しています。もともとファッションのスタイリストとカラーコンサルタントであり、その仕事がきっかけで本格焼酎と泡盛の業界と接点をもつようになったそうです。商品企画や商品撮影、イベント企画、商品分析、商品コンサルティングなどの販促や、アドバイザーとして、執筆や講演、商品監修なども行っています。“時流”をふまえながら本格焼酎と泡盛の魅力を消費者に伝え、國酒の「ブランドづくり」「ファンづくり」をサポートしています。
(※焼酎スタイリストは商標登録名称です。)

焼酎スタイリストが教える本格焼酎&泡盛の楽しみ方!

本格焼酎も泡盛も自然界のものから生まれているお酒です。各地の文化や気候、風習などによってそれぞれの個性があります

本格米焼酎

本格米焼酎の原料である米は、日本の様々な地で生産されていることもあって、各地で米焼酎が造られています。中でも地理的表示の指定を受けた熊本県の「球磨焼酎」が有名です。球磨焼酎など主産地のブランドを飲みつつ、全国各地で造られる銘柄と飲み比べてみるのも面白いと思います。日本の食文化において「米」という存在は主食でもあるため、 “食す米”の味と“飲む米”の香りや味わいを楽しんでみてください。

本格麦焼酎

本格麦焼酎は、地理的表示の指定を受けた長崎県の「壱岐焼酎」や大分県の地域団体商標「大分麦焼酎」などが有名です。しかし、同じ麦焼酎でも麦麹をベースとする大分麦焼酎と、米麹をベースとする壱岐焼酎では味わいの出し方も違ってきます。お互いの地域が差別化を図ろうとしていることを理解した上で、飲む方には同じ麦焼酎と思わず、飲み比べていただくと面白いと思います。

本格芋焼酎

本格芋焼酎は現在、様々な製法や技術、蔵元のチャレンジ精神が高まっていて、オリジナルの本格焼酎が数多く造られています。これからもバラエティに富んでいくと思いますし、今は今後につながるであろう過程も楽しむことが出来ます。そのため、色々な銘柄や地域の芋焼酎を飲んでみると面白いと思います。

本格黒糖焼酎

本格黒糖焼酎は鹿児島県の奄美地方でしか造ることが出来ません。黒糖焼酎はサトウキビと米麹が原料で、南米で造られるラム酒と似ていますが麹を使うところが大きく異なります。ラム酒が好きな方は、日本で造るラム酒として違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?

泡盛

泡盛はタイ米を使用した黒麹を原料にして造られています。日本のお酒ではありますが主にタイ米を使っているのが特徴です。もともとタイなど海外との接点から生まれ、沖縄独自の歴史と文化によって育まれてきたお酒です。そういった多様な文化が融合して出来たお酒として飲んでいただくと「日本にもこういうお酒があるんだ!」という面白さが実感できると思います。

本格焼酎&泡盛の造り手の思いを知る!

私はもともと商品色彩や販促に関する仕事に携わっているため、日本の伝統文化である本格焼酎と泡盛においても製造技術や美味しさにプラスして、現代の感覚に合った提案がなされているか、販促効果が高いかなども感じ取りながらお酒を楽しんでいます。私が感じ取った情報が正しいのかを確かめるために、直接蔵元に会いに行ったり、現地で勉強をさせてもらったりしています。

活動初期の頃は、よく蔵元から「銘柄のラベルを読み取って、実際に蔵にやって来る人は珍しい」と驚かれましたが、私にとって商品ラベルは伝統文化産業に携わる皆さんを応援するために必須の情報源です。商品色彩やラベルデザインから、造り手の想いや人物像、蔵の歴史などの情報が届いてきます。暖色系を用いたラベルから蔵元が内に秘めて挑戦していた試みを読み取った時には「気づいてもらえて嬉しい」と喜ばれ、その情報が銘柄のファンを増やすきっかけになったこともあります。

本格焼酎と泡盛の主な生産地である九州や沖縄、その他の都道府県の生産者の皆さんと距離的には離れていたとしても、商品を通して常にメッセージを受け取って対話をしているような感覚になります。読み取った造り手の思いや地域性を、一人でも多くの方に魅力的な情報としてお届けできたらと思っています。

本格焼酎&泡盛を飲む際の心がけ

お酒を飲む時に自分の中で大事にしているのは、その時に出来る一番美味しい飲み方を表現し、楽しむことです。本格焼酎と泡盛は飲み方や割り方が豊富なので、体調や翌日の仕事などを考えながら、明日の自分にプラスとなる「価値ある1杯」を楽しむようにしています。美味しいものを私たちに届けようと強い思いを持って、ときに雨風に立ち向かいながら懸命に原料を育てている農家の方、本格焼酎や泡盛に人生をかけている蔵元がいます。そういう人たちの努力の結晶が商品になっているので、感謝や応援につながるような飲み方や楽しみ方、情報発信を大事にしています。

ぜひ皆さんも、ご自身の生活スタイルに合った「価値ある1杯」を見つけて楽しんでいただきたいと思います。

<取材協力>
色彩総合プロデュース「スタイル プロモーション」
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「焼酎スタリストyukikoの國酒インスタグラム」
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