芋焼酎は、本格焼酎の中でも原料の香り・味わいを特に味わうことができ、 お湯や水で割っても味があまり薄まらず美味しく飲むことができる。
今回は、芋焼酎の特徴、歴史、飲み方などを紹介していきます。
芋焼酎の出産地「薩摩焼酎」
1705年に琉球からサツマイモの苗を薩摩に持ち帰り、サツマイモの栽培を成功させました。その後、生産量が拡大し、焼酎の主原料は米からサツマイモに変わり、薩摩焼酎が生まれました。そこから一気に消費量が増えていき、現在「薩摩焼酎」は産地呼称焼酎の1つにもなっています。
芋焼酎の歴史
船乗りであった前田利右衛門が琉球に訪れた際に薩摩へ芋を持ち帰り、薩摩藩内で栽培されるようになりました。そして、江戸時代後期にお酒を造り始めました。薩摩の土地は、米作りに適した土地ではない。なので、米作りで生じる工業用アルコールも作るのには不向きでした。だが、薩摩土地特有の火山灰を含み水はけが良く、シラス台地と相性が良かったため、工業用アルコールを造っても問題はないと判断され、サツマイモを使った焼酎が造られるようになりました。
芋焼酎を美味しく味わう Point.1 飲み方
芋焼酎の魅力は色々な飲み方を楽しむことができるところです。サツマイモの甘い香りや味わいなど芋焼酎の原料の味を楽しむならお湯わり。おつまみや食事と合わせるなら、すっきりと飲むことができる水割りなど、どういう飲み方をしたいか、飲む人の気持ちで味が変わるお酒です。最近では炭酸割りが人気で、爽やかな味も楽しむことができます。その時の気分に合わせて色々な飲み方を試し、自分にあった飲み方を見つけましょう。
芋焼酎を美味しく味わうPoint.2 料理
芋焼酎は、芳醇な甘みのあるお酒でピザやパスタ、キッシュなどチーズを使った洋食料理とも相性がいいです。洋食料理は、ワインや、ウイスキーなどの洋酒が合わせやすいと思われがちですが、チーズの濃厚でフレッシュな香りが芋焼酎にぴったり合います。
他にも、さつま揚げや天ぷら、味噌を使った料理などの和食にも相性がいいです。芋焼酎は一般的にはクセが強いイメージを持つ方が多いですが、銘柄によってかなり味も変化します。色々な銘柄を飲み、自分の好みの銘柄を見つけてみてください。
芋焼酎に合うおつまみレシピ
https://guide.honkakushochu-awamori.jp/appetizer-for-imo-shochu/
芋焼酎の代表的な銘柄
新平酒造(株)「金計佐」
神酒造(株)「宇宙焼酎 ゼットン」
吹上焼酎(株)「吹上芋焼酎 せごどん」
太久保酒造(株)「侍士の門」
大海酒造(株)「大海蒼々」
大口酒造(株)「黒伊佐錦 原酒」
大山酒造(株)「伊佐大泉」
知覧酒造(株)「知覧Tea酒」
日本酒造組合中央会
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