お酒好きな方にとって、夜の晩酌や飲み会は「幸せな時間」と言えるのではないでしょうか。しかし欲望に負けて飲み過ぎてしまうと、ダイエットが必要な体に…。
とは言え飲むのがやめられない!というあなたに、ダイエット中のカロリーコントロールに焼酎が向いている理由をご紹介します。焼酎を飲むことで、思わぬ健康効果が得られるかも知れませんよ!
ダイエット中はお酒もNG?
いくらダイエット中と言っても社会人にもなれば、仕事関係の宴席や乾杯のビールなどで断れない場合もあるでしょう。また、お酒好きな方は、「おいしい食事に合うのはノンアルよりもお酒!」という方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、お酒を注文する際のひと工夫でカロリーカットしながらお酒を楽しむことができます。
お酒の中で群を抜いて低カロリーなものがあります。それは「蒸留酒」である焼酎です。「ダイエット中はお酒を楽しめない」と諦めていらっしゃる方は、お酒の種類や飲み方で解決できることもあるので次の項目を参考にしてみてください。
蒸留酒って何?焼酎が低カロリーな理由とは
お酒はその製法によって「蒸留酒」と「醸造酒」に分けられます。日本酒やワイン、ビールは原料をそのまま発酵させて作るのが醸造酒ですが、焼酎やウイスキーはそれをさらに蒸留させて作る蒸留酒です。
つまり原材料に含まれる糖分がカットされているため、摂取カロリーが総じて低くなるという仕組みなのです。
蒸留酒である焼酎は、尿酸のもととなるプリン体が少ないのも特徴です。尿酸値が上がると痛風になりやすくなるのはご存じかと思いますが、お酒に含まれるプリン体はそもそも体への吸収率が高く、またアルコール分解時にも排出がされにくいため、「お酒からのプリン体摂取」には気を付けないといけません。
プリン体の含有量が多いことで有名なのはビールですが、焼酎にはプリン体がほとんど入っていません。例えば100mlあたりのプリン体の含有量は一般的なビールで約5.3㎎ですが、焼酎は0.0㎎。
これは驚きですね!焼酎に関しては、プリン体はほとんど気にしなくて良いということになります。
さらに、焼酎は血糖値を気にする方にとっても飲みやすいお酒です。蒸留酒には糖質が含まれないため、血糖値が上がりにくいからです。
血糖値が気になる方は、晩酌のお酒をビールやワインから焼酎に変えてみてはいかがでしょうか。
このように、焼酎はプリン体が少ないだけではなく、血糖値の上昇を抑制することにも効果的と言えるでしょう。
カロリーのために気を付けたい飲み方は?
ダイエット中は高カロリーな揚げ物や、甘い料理は控えるほうが良いでしょう。しかし実は焼酎の飲み方でも工夫が可能なのです。
焼酎は、酎ハイやサワーなどに使われる透明の「甲類(連続式蒸留焼酎)」と、昔ながらの製法で作られる「乙類(本格焼酎・単式蒸留焼酎)」の2種類に分類されます。
一般的に「芋」「麦」「米」などと原材料の名前が前面に出たものは「乙類」。これらは原材料の風味とアルコール感がうまく調和された味わいです。
酎ハイ・サワーを選ばれる方は、割り材によっては予想以上のカロリーを摂取している可能性もあります。酎ハイに入っているシロップや砂糖たっぷりのリキュールのカロリーも、バカにはできません。甘いお酒は飲みやすいですが、思わぬカロリーを摂取してしまうことになるので要注意です。
カロリーを気にせず焼酎を飲みたい場合は、味と香りの豊富な乙類(本格焼酎)をロック・水割りで楽しむ他、ノンカロリーのお茶や炭酸水で割ることをおすすめします。
シロップではないレモンやライム、梅干し・昆布などを入れることで味のアクセントにもなり、健康にも気を配れますよ!
おわりに
焼酎は、好んで飲む方もいらっしゃるかと思いますが、実はダイエット中にも安心して飲めるというメリットがあります。カロリーが他のお酒よりも低くプリン体が含まれておらず、しかも血糖値が上がりにくい。美容と健康を気にする方にとって良いこと尽くしの焼酎です。ただし、もちろんアルコールなので飲み過ぎは禁物です。
スリムな体と健康を維持し、いつまでも楽しくお酒を飲めるようになれたらいいですね!
日本酒造組合中央会
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