11月1日は、「本格焼酎&泡盛の日」。昭和62年に、日本酒造組合中央会が制定した記念日です。秋が深まるこの日にぜひ、本格焼酎・泡盛をおいしいおつまみと一緒にいただくのはいかがでしょうか?
今回は、「本格焼酎&泡盛の日」の由来や、本格焼酎・泡盛の魅力、今後の展望についてお伝えします。
11月1日は「本格焼酎&泡盛の日」!
「本格焼酎&泡盛の日」が11月1日に制定されたのには、2つの理由があります。
日本の旧暦では、月の満ち欠けを基準にした「和風月名」という呼び方が使われていました。
例えば、12月は「師走」、1月は「睦月(むつき)」といった名前です。特によく知られているのは、10月の「神無月(かんなづき)」ではないでしょうか?
神無月には、全国にいる神様が自分の居場所を離れ、島根県の「出雲大社」に集まるといわれています。
11月1日は、出雲大社に集まっていた神様がそれぞれの土地に帰っていくおめでたい日!そのため、本格焼酎・泡盛にとっても、ふさわしい節目の日として選ばれました。
本格焼酎の新酒を味わおう
もうひとつの大切な理由は、本格焼酎の新酒に関係しています。
本格焼酎の仕込みは、例年9月~12月頃であり、11月1日は、その年に仕込みを始めた本格焼酎の新酒が、ちょうどできあがる「旬」に当たります。
本格焼酎・泡盛は熟成期間を経ることでまろやかな味わいに仕上がりますが、特に本格芋焼酎に関しては、その年にとれたさつまいもの甘く華やかな香りと、パワフルな味わいを堪能できる新酒も人気です。
この機会にぜひ、本格芋焼酎の新酒を味わってみてはいかがでしょうか。
新酒と熟成酒のちがいや、おすすめの飲み方についてはこちらをどうぞ
https://guide.honkakushochu-awamori.jp/shinsyu-nomikata/
本格焼酎&泡盛のこれから
国税庁の2016年度調査によると、全国の本格焼酎・泡盛の消費量は約46万7000 キロリットルと根強い人気があります。本格焼酎・泡盛をあまり飲んだことがないという方や、女性や若い世代の方にも本格焼酎・泡盛の魅力を伝えていくことが、今後の課題です。
本格焼酎&泡盛はさまざまな種類を楽しめる
本格焼酎・泡盛は、さまざまな種類があります。代表的な本格焼酎の種類は芋・麦・米ですが、加えて黒糖やそば・酒粕・くり、などユニークな原料で本格焼酎が造られています。
また、沖縄の代表的なお酒である泡盛は、ソフトで飲みやすい口あたりのものから、琥珀色に輝き、芳醇(ほうじゅん)な香りと味わいが楽しめる古酒などさまざま。芋焼酎も、黒麹・白麹・黄麹と使用されている麹によって、異なる味わいを楽しめます。
本格焼酎・泡盛は酒蔵や銘柄ごとに特徴があり、その土地ならではの原料や名水を使い、独自のおいしさを生み出しているお酒なのです。
お気に入りの飲み方を見つけよう
また、さまざまな飲み方で楽しめるのも本格焼酎・泡盛の魅力です。ソーダ割りや水割り、お湯割り、ロック、ストレート、本格カクテルなど、その銘柄おすすめの飲み方や、その日の気分、合わせる料理によって飲み方を選ぶことができます。
本格焼酎・泡盛の魅力を海外に発信!
昨今、日本の「食」は繊細な美しさや健康食である点を評価され、海外からあらためて注目を浴びています。国内でも、2017年に文化芸術基本法に「食文化」が加わり、ますます日本食の再評価・進化が期待されています。
本格焼酎・泡盛も、海外の方から少しずつ関心をもっていただけているようです。今後も、日本の食文化と合わせて、本格焼酎・泡盛の魅力をどんどん海外に発信していきます。
おわりに
今回は、11月1日が「本格焼酎&泡盛の日」として制定された由来をご紹介しました。
日本酒造組合中央会は、11月1日(木)に東京タワー1階にてスペシャルイベントを行います。全国の本格焼酎・泡盛の無料試飲や、タイアップイベントなどを開催!
お時間がある方はぜひ足を運んでみてください。
https://guide.honkakushochu-awamori.jp/ivent-honakaku-awamori/
日本酒造組合中央会
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