熊本県球磨地方の名産品は、米を主原料とした焼酎「球磨焼酎」です。その良さをより多くの方に知ってもらおうと、球磨焼酎酒造組合が中心になり、数々のイベントを実施しています。そこで今回は、球磨焼酎が味わえる2つのイベントと、熊本県の魅力についてご紹介します。
大盛況!球磨焼酎100円フェス
球磨焼酎は、500年以上もの間作り続けられている、歴史の長い焼酎です。球磨焼酎酒造組合は、球磨焼酎の魅力をさらに広めようと8月8日を「球磨焼酎の日」に制定し、毎年さまざまなイベントを実施しています。
中でもにぎわうイベントが、「球磨焼酎100円フェス」です。「球磨焼酎100円フェス」は、最初にオリジナルグラスを100円で購入すれば、その後は何度でも1杯100円で味わえるシステムです。球磨焼酎酒造組合に加盟している28蔵元の球磨焼酎を、全て1杯100円で飲めることから、毎年多くの方々が訪れるイベントです。
2017年の「球磨焼酎100円フェス」では、「酒場放浪記」でおなじみの吉田類さんによるトークショーや、盆踊り大会を開催しました。また、会場一帯が歩行者天国だったため、まるでお祭りのような盛り上がりで幕を閉じました。蔵元自慢の球磨焼酎を1杯100円で味わえる機会はなかなかありませんし、ぜひ一度訪れてみたいですね!
「特急 かわせみ・やませみ」の列車旅で味わう球磨焼酎
球磨焼酎酒造組合は他にも、ユニークなイベントを手掛けています。それは、2017年3月に観光特急としてデビューした、「特急 かわせみ・やませみ」の車内で行うイベントです。「特急 かわせみ・やませみ」の車内に蔵元が乗車し、球磨焼酎の販売・PRを実施します。
車内にある球磨焼酎専用のカウンターでは、大きめのカップの他、飲み比べセットとプレミアム銘柄が販売されています。流れゆく景色を眺めながら、ゆっくりと球磨焼酎を味わえば至福の時間になること間違いなしでしょう。さらに、球磨焼酎に合うおつまみ「くまの宝箱セット」や、地元の食材を詰め込んだ「四季彩弁当と郷土料理つぼん汁セット」などの料理も販売しています。熊本県特産の球磨焼酎と料理、車窓からの景色を一度に堪能できる、なんともぜいたくなひとときを過ごすことができます。
「特急 かわせみ・やませみ」は、工業デザイナーである水戸岡鋭治氏がデザインし、1号車のかわせみはブルー、2号車のやませみはグリーンの2色使いです。内装は木の風合いを生かした落ち着きのある雰囲気で、その車窓からは自然豊かな景色をゆっくりと眺めることができます。
熊本県の産物と球磨焼酎に舌つづみ
熊本県には、名城・熊本城をはじめとする歴史文化遺産の他に、有数の巨大カルデラで知られる阿蘇山や、3つの青い海に囲まれている天草など自然豊かな場所がたくさんあります。また、熊本県は農業が盛んな地域でもあるため、米・果樹・野菜・畜産などあらゆる農畜産物が生産されているのです。
これら熊本県の自然の恵みは、焼酎の生産にもつながっています。質の良い米と水がある熊本県南部の球磨・人吉地方は、球磨焼酎の産地であるとともに、「米焼酎の本場」とも言われている場所です。
観光で訪れた際には、熊本県が誇る山海の幸やからしれんこん、馬刺しなどの料理と一緒に球磨焼酎を味わってはいかがでしょうか。料理との相性や飲みやすさが自慢の球磨焼酎の魅力に、みなさんもきっと魅了されるはずです。
おわりに
米を主原料として作る球磨焼酎は、熊本県球磨地方の名産品です。そんな名産品の魅力をより深く知ってもらいたい、という思いからさまざまなイベントを開催しています。「球磨焼酎100円フェス」と、「特急 かわせみ・やませみ」の列車旅で楽しむ球磨焼酎は格別です。ぜひみなさんも一度味わってはいかがでしょうか。
日本酒造組合中央会
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