米焼酎の発祥の地「球磨焼酎」
人吉球磨地方では、約500年前の室町時代から米作りが行われていました。
当時は、東南アジアと頻繁に貿易していて、蒸留技術が東南アジアから持ち込まれたことにより、焼酎づくりが始まったと言われています。人吉球磨の独自の文化は500年近く受け継がれ、現在も伝統的な製法と味を守り続けています。
球磨焼酎の特徴
球磨焼酎の飲み方
焼酎そのものの味わいを楽しみたい方はストレート、爽やかで清涼感のある味わいを楽しみたい方はロック、人吉・球磨地方では定番な飲み方のお湯割り、その他にも、水割りや熱燗・直燗で飲む方法がオススメです。
糖質ゼロ、プリン体ゼロ
本格焼酎・泡盛は低カロリー、糖質ゼロ、プリン体ゼロのお酒です。
適量を守って飲酒することで
・血栓を溶解し、血液がサラサラになる
・ストレス軽減、リラックス効果
などの効果が期待できます。
「球磨焼酎」専用の酒器?
球磨焼酎には専用とも言える酒器「ガラ」「チョク」があります。
ガラは、フラスコに長い注ぎ口がついたような形の酒器。お湯を入れても余裕があるくらいの容積で、お湯わりを入れて提供することもあるそうです。
チョクは、小さな盃のことです。この小さいチョクは熱燗にした際の強い焼酎の匂いを抑えてくれる役割をしてくれます。
球磨焼酎は地理的表示の本格焼酎
1995年に国から地理的表示の産地指定を受け、ブランドが世界的に保護されることになりました。人吉球磨で生産され、定められた製法でなければ「球磨焼酎」という呼称は使用してはいけません。
球磨焼酎の基準
<基準>
・原料は米のみ
・人吉球磨の地下水でもろみを仕込む
・人吉球磨で蒸留し、容器詰めを行う
球磨焼酎には基準があり、その基準を満たしていなければ、球磨焼酎になりません。
球磨焼酎の代表的な銘柄
(株)恒松酒造本店「かなた」
(株)鳥飼酒造「吟香 鳥飼」
(株)堤酒造「吟球磨 堤」
(株)福田酒造「樽御興」
(株)渕田酒造場「Fuchita」
(資)宮元酒造場「九代目」
(資)宮原酒造場「宮の誉」
(資)高田酒造場「あさぎりの花」
など人吉球磨地方で製造されています。
球磨焼酎を飲まれていない方もいると思います。この記事をきっかけに飲んでみてはいかがですか?
日本酒造組合中央会
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