■自宅で実践している本格焼酎・泡盛の楽しみ方
焼酎スタイリストyukikoです。私の母方の親戚が鹿児島県にいることから、時々さつま芋が届きます。一般的な品種にプラスして紫芋やオレンジ芋などの色鮮やかで珍しいものから、なかなか手に入りくい安納芋など様々なさつま芋を食べられる環境で育ちました。鹿児島親族の飲み会にはよく本格焼酎と一緒に焼き芋や蒸かし芋が出されることもあり、お酒が飲めない年齢ながらも大人と一緒の輪に入って鹿児島茶と一緒に食べていました。そのような経験から、自分がお酒を飲める年齢になった時には本格焼酎のアテとしてよく食べています。
焼き芋や蒸かし芋との「美味しいコーディネート」でおすすめなのは、さつま芋の上にバターを塗って食べること。さつま芋の天然の甘みとバターの塩みが合わさって美味しいのです。さらに、私には幼い頃から続けている食べ方があります。鹿児島県で造られる漬物「つぼ漬け」です。
「つぼ漬け」とは、杵でついた干し大根を壺に入れて塩漬けにし、醤油などで味つけした漬物です。鹿児島県山川町(現在は指宿市)で作られたものが有名で「山川漬け」とも呼ばれています。バターを塗った焼き芋や蒸かし芋にトッピングします。バターが苦手な方は、焼き芋や蒸かし芋とつぼ漬けだけでも十分に美味しいですよ。
つぼ漬けにも色々な種類がありますが、個人的には醤油にしっかり浸かった茶色い色をしたものがおすすめです。時々スーパーでも見かけることがありますので、見つけたらぜひ本格焼酎・泡盛と試していただきたいですね。
■自宅で簡単にできる焼き芋・蒸かし芋
生のさつまいもは固いため、火が通るまで時間がかかって大変という方もいらっしゃるかもしれません。その場合は火が通りやすいように厚さ1㎝くらいに輪切りにして耐熱皿に入れてレンジを利用するのも良いでしょう。電子圧力鍋をお持ちの方は活用すると簡単です。私もこの方法を行っています。丸ごと1本の蒸かし芋が8分程度で出来てしまいます。
作り方も簡単です。さつま芋を良く洗い、電子圧力鍋の中に入れるだけ。釜には2mm程度の水を入れて、内部が焦げつかないようにします。水を入れすぎると蒸しあがった時にさつま芋が水に浸かってビチャビチャになります。お持ちの電子圧力鍋によって加減をして下さい。小さいサイズのさつま芋やカットした場合は5~6分程度で出来ます。
出来上がったら熱々のさつま芋を楽しむことも良いでしょうし、粗熱を取ってラップにくるみ、冷蔵庫に入れておけば2~3日の保存がききます。冷たいまま食べても良いですし、レンジで再度温めても美味しいですよ。オーブンやトースターで温めれば焼き芋のような香ばしさも一緒に楽しめます。作っておけば好きな時に食べられるお酒のおとも。バターとつぼ漬けをプラスして、ぜひ焼酎ロック、水割り、お湯割りなどに合わせて楽しんでみて下さい。
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