薩摩焼酎とは鹿児島県産の良質なサツマイモを使い、鹿児島県内で製造・容器詰めされた本格焼酎のことで、国から「薩摩」という原産地の表示が認められています。
今回は、薩摩焼酎の特徴や飲み方などを紹介していきます。
薩摩焼酎の特徴
薩摩焼酎の出生地
鹿児島で薩摩焼酎が生み出されたのは、幕末です。
1951年に薩摩藩藩主に就任した島津斉彬は洋式銃の開発で必要なアルコールを確保する手段として従来の米焼酎より安価な芋焼酎の開発が行われた。
工業用として最初は作られていたが、改良されて特産品として親しまれるようになりました。
薩摩焼酎の飲み方
グラスに焼酎だけを入れて飲むと、芋焼酎の独特の風味や本来の香りを最大限に楽しむことができます。この飲み方は氷や、水を入れないので初心者には不向きです。
薩摩焼酎初心者におすすめの飲み方は「炭酸割り」です。
炭酸水で割ることを「焼酎ハイボール」とも呼びます。さっぱりとしているのですごく飲みやすく、夏は炭酸割り、冬はお湯割りと季節によって変えるのも良いと思います。
薩摩焼酎の健康
本格焼酎・泡盛は低カロリーでプリン体もゼロのお酒です。
適量を守って飲酒することで
・血栓を溶解し、血液がサラサラになる
・ストレス軽減、リラックス効果
などの効果が期待できます。
薩摩焼酎は地理的表示の本格焼酎
薩摩焼酎は、2005年12月に国から地理的表示の産地指定を受け、ブランドが保護されることになりました。鹿児島県内で生産され、定められた製法でなければ「薩摩焼酎」という呼称は使用してはいけません
薩摩焼酎の基準
〈基準〉
・原料は全て鹿児島県産のサツマイモと水、米麹または芋麹を使用する。
・鹿児島県内(名瀬市及び大島郡を除く)において造られ、本格焼酎ならではの単式蒸留器において蒸留し、容器詰めされたものであること。
薩摩焼酎には基準があり、その基準を満たしていなければ薩摩焼酎になりません。
薩摩焼酎の代表的な銘柄
(株)祁答院蒸溜所「まぼろしの青潮」
(株)霧島町蒸溜所「明るい農村」
(有)大山甚七商店「薩摩の誉 黒麹」
オガタマ酒造(株)「鉄幹」
さつま無双(株)「ロイヤル無双」
ニッカウヰスキー(株) さつま司蒸溜蔵「本格芋焼酎 さつま司 白麹仕込」
宇都酒造(株)「霊峰金峰」
岩川醸造(株)「おやっとさあ」
薩州濱田屋伝兵衛「兼重」
日本酒造組合中央会
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