日本酒造組合中央会は、2023年12月6日(水)に八芳園にて、本格焼酎と泡盛の文化を海外に広める「TASTE THE SPIRIT OF JAPAN 2023」を開催しました。
このイベントは、在日大使や外交官など世界の要人を集めて、日本の本格焼酎・泡盛の魅力を発信するセミナー・試飲会を実施することで、本格焼酎・泡盛の認知度拡大を図る目的で毎年行われています。
セミナーでは本格焼酎や泡盛の歴史や原料、製法について解説
イベントの第1部では、 焼酎アドバイザーの資格を持つアメリカ出身のクリストファー・ペレグリニ氏と、フードペアリング講師のマーク・マツモト氏によるセミナーを実施。本格焼酎や泡盛の歴史はもちろん、原料や製法、呑み方について、詳しい解説が展開されました。
会場の各席には、あらかじめ本格焼酎や泡盛が入った試飲カップ6種類、おすすめのフードペアリングとしてスナック4種類が用意されており、参加者はペレグリニ氏の解説を聞きながら、実際に本格焼酎や泡盛の味わいやフードペアリングを体験。ペレグリニ氏に向けて、積極的に質問をする参加者の姿も印象的でした。
試飲会会場では50銘柄の本格焼酎・泡盛をご用意
第2部では、はじめにウェルカムドリンクとして名古屋「ark BAR GRANDE」のバーテンダー、福田麻人氏が手がけたカクテル「アシビウタ」が振る舞われました。
バーテンダーの福田氏は、2023年2月に行われた第5回本格焼酎&泡盛カクテルコンペティションで優勝した人物です。
「アシビウタ」は、黒糖焼酎『浜千鳥乃詩 ゴールド』をベースに、パッションフルーツのピューレ、バナナリキュール、オレンジリキュール、アーモンドシロップ、少しだけ抹茶のリキュールをあわせて仕上げたもの。
『浜千鳥乃詩 ゴールド』の製造地である奄美大島のエメラルドグリーンの海をイメージしたというカクテルは、パッションフルーツのオレンジ色、アーモンドシロップの白、ブルーキュラソーの青色をあわせることで、この美しい色味を完成させたそうです。
試飲会では、日本酒造組合中央会の山名規雄副会長が登壇。
「セミナーでも解説がありましたが、本格焼酎・泡盛はそのままでも、ロックでも、水やお湯、ソーダで割っても、またカクテルとしても楽しめる、多様な呑み方ができるお酒。そして食前、食中、食後どのシーンにも合うお酒です。特に日本では、食中酒として親しまれていますが、日本料理だけでなく、どの国の料理にもマッチします。
この機会が本格焼酎・泡盛と皆さんの国の食文化との素敵な出合いになることを記念して」
と開会の言葉とともに、乾杯が行われました。
試飲会場内には、Sweet potato(芋焼酎)、Rice(米焼酎)、Barley(麦焼酎)、Brown Sugar・Others(黒糖焼酎・その他)、Awamori(泡盛)の各ブースを設置し、それぞれ10銘柄の本格焼酎や泡盛が並びました。
各ブースでは、赤いはっぴを着用した蔵元の方々が参加者に本格焼酎や泡盛を提供。あわせてペアリングにおすすめのフードも振る舞われました。
フードはすべて、試飲しながら気軽に楽しめるフィンガーフードスタイルでの提供。
黒糖焼酎のブースにおいては、フードペアリングの1つとして日本風に味付けされたチキン料理「Chicken Breast with Yakitori Sauce(チキンブレストの焼き鳥風)」を用意するなど、在日外国人の方々に本格焼酎・泡盛とあわせて日本ならではの食文化を楽しんでいただけるような工夫も。
他にも華やかな見た目のフードが種類豊富に並び、どのブースも大盛況。
今回の本格焼酎・泡盛試飲セミナーは、参加した在日外国人の方々に、本格焼酎や泡盛について詳しく知ってもらう機会となりました。
日本酒造組合中央会
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