球磨焼酎の伝統酒器であるガラ・チョク。伝統的な球磨焼酎の酒器であるガラ・チョクの理解を深めつつ、新しいデザインを通して球磨焼酎に関心を持ってもらいたい、また、熊本県の人吉球磨という地域の魅力を、デザインを通して再発見していただきたいという思いで、球磨焼酎酒造組合は球磨焼酎蔵ツーリズム協議会、熊本大学熊本創生推進機構と共同で10月9日から11月19日までガラ・チョク デザインコンペティション2021を開催しました。
期間中、幅広い年代の方々より多くの応募があり、一次審査を通過した44点の作品の中から、
・最優秀賞 1点
・球磨焼酎酒造組合賞 1点
・球磨焼酎蔵ツーリズム協議会賞 1点
・幸楽窯賞 1点
・熊大学生 くまくま賞 1点
・奨励賞 3点
上記の通り各賞が決定いたしました。
球磨川などの豊かな自然をイメージしたデザインや、子どもの健やかな成長を願う縁起物として昔から親しまれている郷土玩具「きじ馬」、そして日本百名城の一つである人吉城からインスピレーションを受けたデザインなど、球磨地域の魅力をふんだんに盛り込んだ人吉球磨地域への愛情溢れる作品から、伝統的な酒器であるガラ・チョクにモダンなデザインを落とし込むことで新しさを感じさせる作品など、様々な作品が揃いました。
実際に受賞した作品デザインはこちらのホームページより確認いただけます。
球磨焼酎酒造組合公式ホームページ:
https://kumashochu.or.jp/gara2021/
「ガラ・チョク」とは
ガラとは下の写真のような白磁の酒器で、沖縄のカラカラに似ていますが、それとは違い、底の部分が素焼きになっているため、直接火にかけられるようになっています。
古来、球磨焼酎は45度の原酒を3割ほど和水して35度程度にし、炭火で燗をつけ飲むのが一般的でした。高い度数だからチビチビ飲めるようにチョク(猪口)はとても小さく10mlほどが入るサイズになっています。
日本酒造組合中央会
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