酒の蒸留技術が西アジアで発達し、中国からタイを経由して琉球(沖縄)に入ってきたと言われています。そしてアジアの国への貿易の貢物として「泡盛」が献上されていました。琉球では製造は管理されていて誰でも作れるというのはなく限られた施設で作られていました。明治時代に沖縄県になり、酒造りが免許制となり一般に造られるようになった。
歴史
琉球から生まれた酒
泡盛の歴史
特徴
沖縄を代表する泡盛
味の特徴
泡盛は、焼酎よりも濃厚で芳醇な香りがあり甘みがあるのが特徴です。原料に黒麹菌と米(主にタイ米)を使っているので香りを強く感じる。黒麹菌は他の麹菌よりも雑菌に強く、クエン酸を多く作り出す。黒麹菌と米から出てくる物質が組み合わさり、甘い香りが生成される。これにより、甘い香りと濃厚な味わいが作り出される。泡盛は日数、温度による劣化が少なく3年以上かけて熟成させることで、より深いコクとまろやかな風味が出る。
製法
多彩な技法で造る
泡盛
まず主原料の米についている雑菌などを取り除き水を吸わせる。その後、デンプンを黒麹菌が糖化しやすくするために蒸す。そして製麴(熟成)させ、製麴した米麹に水と酵母を加え、もろみを作り発酵させる。その後、単式蒸留機で蒸留する。