2018.10.11本格焼酎・泡盛の楽しみ方

米焼酎は日本酒とどう違う?味わいの特徴とおすすめの飲み方

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本格焼酎の原料は芋や麦などさまざまです。その中でも米焼酎は、日本人の主食である「お米」で造るなじみ深い味わいのお酒。お米から造られるお酒といえば、米焼酎のほかに日本酒がありますが、どういった違いがあるのでしょうか?

今回は、米焼酎と日本酒の違いや、米焼酎の特徴、おすすめの飲み方などをお伝えします。

 

米焼酎と日本酒の違い

 

米焼酎と日本酒は原料がお米であることは同じですが、製造方法などに違いがあります。

 

米焼酎は蒸留して造られる

米焼酎と日本酒のもっとも大きな違いは、「蒸留酒か、醸造酒か」という点です。

 

日本酒は、原料であるお米を発酵して造られる醸造酒ですが、米焼酎はその醸造されたお酒に、さらに蒸留という工程が加わる「蒸留酒」です。

熱で気化させたアルコールを冷やして液体に戻すという蒸留の工程は、お酒の揮発性成分の濃度を上げます。そのため米焼酎には、日本酒よりも高い度数のアルコールが含まれるのです。

 

米焼酎には食用米も使われる

米焼酎の原料となるお米は、特に「焼酎用」ではありません。たとえば、食用として人気があるコシヒカリやヒノヒカリなどの銘柄も使われています。

山田錦など、日本酒造りに適した酒米を米焼酎に使うこともあります。

 

また米焼酎には、日本で食べられるジャポニカ米だけではなく、アジアで栽培されるインディカ米が使われることも。米焼酎の一種である泡盛の原料は、インディカ米(タイ米)です。

 

米焼酎は精米歩合が85~90%

日本酒は、お米の外側を削ることでタンパク質の雑味を取り、仕上がりの味を調整していきます。大吟醸酒などは、精米歩合50%以下と半分以上削ります。

 

しかし米焼酎の場合は、精米歩合が85~90%で、10~15%ほど削れば良いとされています。日本酒では不要とされるお米の外側のタンパク質や脂質も、米焼酎の味わいをよくするために大切な成分だからです。

とはいえ、米焼酎の中には精米歩合を低くしてお米を磨きあげ、吟醸酒のような華やかな香りをもつ銘柄もあります。飲む人の好みによってさまざまなタイプを選ぶことができます。

 

米焼酎の味わいの特徴

米焼酎の最大の魅力は、私たちになじみ深い「お米の甘みと香り」でしょう。

蒸留工程を経ているため、お米の旨みを残しながらも、すっきりした口当たりになるのが大きな特徴です。

 

蒸留方法は、常圧蒸留と減圧蒸留に分かれます。昔ながらの製法である常圧蒸留は、米ならではの芳醇な香りと味わいがある「ハードタイプ」。減圧蒸留は華やかな香り・軽やかな味わいの「ソフトタイプ」に仕上がります。

どちらの蒸留方法でも、蒸留酒特有の爽やかさが残り、料理の味を引き立ててくれます。

 

米焼酎の味わいが引き立つ飲み方

米焼酎はロックや水割り、お湯割りなどいろいろな飲み方で楽しめますが、今回おすすめしたいのは「温める」飲み方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おすすめは「直燗」と「燗・ザ・ロック」

炊き立てのごはんがおいしいように、米焼酎も、温めることでお米ならではの味わいが増していきます。

その方法として、お湯割りだけでなく「お燗」がおすすめ。ストレートか水で割った米焼酎を、専用の酒器に入れて直火で温めるか、徳利に入れて湯煎にかける「直燗(じきかん)」という飲み方です。温めた米焼酎からは、芳醇な香りが立ち上り、何とも優しい丸みのある味わいになります。

 

 

 

 

米に合うおつまみと一緒に

お米を原料とする米焼酎は、和食との相性が抜群。白いごはんにのせておいしい食材は、米焼酎に合わせても旨味の相乗効果が期待できます。

 

【米焼酎に合う!おすすめの食材】

・明太子

クラッカーや薄切りにしたキュウリにのせれば、簡単おつまみが出来上がります。バーナーで少し炙った「炙り明太子」もおすすめ。

 

・豚の角煮

トロトロになるまで煮込んだあめ色の豚肉は、ハードタイプの米焼酎にピッタリです。お好みでカラシを添えるとより味わいが引き立ちます。

 

・梅干し

「おなかいっぱいだけど、何か食べたいな」というときは、梅干しにかつお節をかけ、ほんの数滴しょうゆをたらしたものが、ちょうど良い箸休めのおつまみになります。

 

おわりに

米焼酎は、芋や麦に比べて飲み慣れないという方もいるかもしれません。しかし、私たちの主食である「お米」を使った米焼酎は、口にすると米ならではの甘みとまろやかな味わいが広がります。米焼酎は、和食と合わせることでその魅力をますます発揮します。食卓に和食が並ぶ日には、ぜひ米焼酎を用意してみてはいかがでしょうか。

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